2017年07月18日

与那国紀行

何年かに一度、私は少しだけ気ままな旅をするのですが、2017年のある日、私は日本最西端の島、与那国島を旅してきました。予定をなんとか工面して実現したものです。今でも、目を閉じると与那国の風景が浮かびます。

わずか3日間でしたが、いのちの洗濯をしてきました。
与那国紀行、よろしければお目通し下さい。


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2015年01月05日

ハンガリー紀行

2014年9月10日から16日までの1週間、私はハンガリーと少しだけウイーンの旅をしてきました。多くの方に助けられてやっと実現したものです。

「冥土の土産」というくらいの気持ちで計画しましたが、休みをとる大切さを実感しましたので、生きていればまた行きたいと思います。

これは、私的な旅の記録です。お目通しいただければ幸いです。

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1.なぜハンガリーだったのか
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 大学時代にずいぶんと行き来をしてお世話になったKさんご夫妻が、退職後の暮らしの場所として選んだのがハンガリーでした。物価が安く暮らしやすく、ワインがおいしい、などいろんな理由があったのだろうと思いますが、2001年頃にKさんは日本の自宅を売り、ブダペスト近郊のCsomor(チョムル)市に家を購入して移住されたのです。

 Kさんからは、手紙やメールで「いいところだから」と、何度かお誘いを受けていたのですが、2002年に在宅医療を主とする開業をしてしまい、そんなに休めるものでもないのであきらめていました。

 ちなみに私が社会人になってから海外へでかけたのは、1985年の新婚旅行の時と、NYテロ事件に遭遇した2001年9月のアメリカ東海岸ホスピスツアーの2回でしたが、かすかな希望を抱いてパスポートは更新していました。

 ある日、Kさんから、「そろそろ日本に帰国するから、来るなら今のうち」という連絡が届きました。ハンガリーがどんなところかも知らないのに、「行くなら今だ!」とハンガリー行きを決意しました。


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2.1週間の休みを確保する
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 それから、準備にとりかかりました。今の自分の仕事を考えると1週間の休みが限界だったので、どのタイミングがいいか考えました。月、火、木、土の週4日の外来には迷惑をかけたくないこと、気候がよく風邪が流行しない時期ということで9月を選び、月曜日が祝日の週を含む、9月10日から16日までとしました。水曜日が休診日なので、8日間の休みを確保しましたが、最後の17日は時差ボケ解消と仕事前の準備のための予備日としました。

 この間の外来は、自治医大地域医療学のU先生とI先生にお願いすることができました。在宅医療も定期訪問は前後に調整し、連携診療所の先生方に留守をお願いしました。こうして、休みを確保することができました。妻は新婚旅行以来の海外旅行、子どものうち2人が 1週間の休みをとって一緒に同行してくれることになりました。


ハンガリー紀行続き
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2010年09月13日

「20号壕 沖縄陸軍病院跡」を訪れる

<壕とガマ>
人間が掘ったものを壕(ごう)、自然の洞窟を利用したものをガマという。 沖縄戦では、米軍の上陸で追われた人たちは、南へ逃れ、壕やガマに隠れた。 今でも多くの壕やガマが残るが、整備されているもの以外に、自然のままのものもあり、長靴がないと入れないところもあるという。
2010年6月、てぃんさぐの会総会に参加するため沖縄本島を訪れたとき、このガマに 詳しい人に出会った。南風原町(はえばるちょう・旧南風原村)にある20号壕は、 戦跡としては内地ではあまり知られていないが、ぜひ行ったほうがいいと言われた。
沖縄陸軍病院は、空襲で施設が焼失したあと、南風原国民学校校舎に移り、やがて、20号壕などの地下壕に移った。その見学が出来るというのである。
南風原村は海に面していないが、首里と那覇の間にある交通の要所であった。 1994年8月(本土への疎開直前)、南風原村には8,953人の人口がいたが、 15年戦争(1930年〜1945年)で4,431人がなくなった。実に半数近くが犠牲となったのである。

<南風原町文化センター>
20号壕に入るには、まず南風町文化センターに行く必要があった。
聞いていた場所にないので、公民館で聞くと新しくなったとのことであった。 新しい文化センターはベージュ色の大きな建物で、資料室以外にも集会が できるスペースがあり、その日は地元の演芸会が開かれていた。
資料室の受付で、20号壕の見学をしたいと頼む。11:30に見学の予約がとれた。
予約の時間まで資料室を見る。レプリカの壕の中に木製のベッドがしつらえてある。 木製のベッドに寝てみた。2段のベッドである。壕の横幅は180cmだが、 ベッドがおかれているので幅はその分狭くなる。資料室には、焼け焦げたナベや、弾丸などがおかれ生々しい。  


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資料室にある南風原村の戦没者一覧・すべてを写し切れない多さだ


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焼け焦げたナベ

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posted by 管理人 at 11:45 | Comment(2) |

2009年03月04日

薩摩の黒豚

 晴れ鹿児島で日本在宅医学会があったので1泊2日で出かけた。といっても、この時期はインフルエンザがまだ流行っていて休診にすることはできないので、外来を早めに切り上げて1430のJALに乗って飛行機現地に着いたのが17時過ぎ。滞在時間は24時間くらいと短かったが、学会では刺激のある話を聴き、全国の皆さんと語り合った。

 薩摩といえば、芋焼酎や桜島など名物はいろいろあるが、やはり食べ物レストラン
 「六白」という言葉をご存知だろうか。薩摩の黒豚を表現する言葉なのである。薩摩の名物のひとつ、黒豚は胴体は真っ黒だが、手と足の先が白い。あと2か所黒いところがある。それが、鼻筋と尻尾である。草原で放し飼いになっている黒豚の写真をお店でみたが、かわいいことはかわいいドコモ提供。だが今回はその肉をいただいてしまうので、申し訳ない(でもいただく!)。
 
 実は、今回の鹿児島滞在では黒豚を食べるタイミングは1回しかなかった。1日目の夜は懇親会。ここでは黒豚はでなかった!
2食目は、ホテルの簡単な朝ごはん(ご飯と味噌汁)。もちろんここでも出なかった。残るは2日目の昼しかない。長崎ドクターネットの白髭さんの話を聴いたあと会場を出る。
 黒福多(くろぶた・そのまんまの店名やたらーっ(汗))という店に入る。メニュー表をみてしばし考える。うーん。カウンターで店のお姉さんにおずおずとたずねる。「あのう、黒豚をいただきに来たのですが、豚しゃぶととんかつと、どちらにしようか迷っているんです」と相談すると、そのお姉さんは「私なら両方食べますよ」と笑顔で答えたわーい(嬉しい顔)。そのひと声で、私は豚しゃぶセットととんかつ単品を頼んでしまった。豚肉は、良質のたんぱく質とビタミンBが豊富。薩摩の黒豚を堪能したのは言うまでもない。ごちそうさまでした。

 もうひとつ、揚げたてのさつま揚げ(現地ではつけ揚げというらしい)はぜひ食べたほうがいいと言われていたので、揚立屋という専門店に立ち寄る(そのまんまやたらーっ(汗))。鹿児島ではお店の名前にあまり工夫をしないのだろうか。そのお店は、天文館という繁華街にあって、販売と発送もやっているが、さつま揚げを好きなだけその場で揚げてもらえるのだ。黒豚の次に立ち寄ったので、控えめに2枚頼むがやっとだったが、枝豆とレンコンがはいったアツアツのさつま揚げをほお張った。うーん、これはうまい! 揚げたてのさつま揚げは、なかなか食べられないので、こんど来るときは、食後に来るのはよそう。
 
 鹿児島のよく晴れた空に、噴煙をあげる桜島がきれいだったどんっ(衝撃)
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2008年10月24日

旭山動物園の行動展示(旭川市)

 晴れ10月はじめなのに、旭山動物園のあたりは紅葉が始まっていた。到着したのが金曜日の午後2時前だったこともあって、来る人よりも帰る人が多い。それでも、もうじゅう館やほっきょくぐま館は人だかりがあった。普通、動物園というとオリの中に元気のなさそうな動物がゴロゴロしていたり、なかにはあまり清潔でないのが一目でわかる動物もいてかわいそうになることもある。しかし、ここの動物園はひと味もふた味も違う。ひと言で言うと職員も動物も生き生きとしているということである犬
 特色は「行動展示」にある。つまり、動物の生き生きとした行動を見せるのである。そのためには、動物の生態を熟知し、動物が元気に動き回るようなしかけをする。しかし、野生動物は人が管理するのに都合のいい特性を持ち合わせていない。だから、管理する人間の都合に合わせれば野生の動物は、簡単に死ぬということで仕返しをする(戦う動物園:中公新書)。それを折り合いをつけて、動物も「ここなら楽しい」くらいにならないと、行動展示そのものは成功しない。
 また、行動展示のため、人間が上や下に動き回って動物を観察する。やがて、動き回るうちに、動物猫に観察されているのはひょっとして人間ではないかと思うこともある。この仕組みはこの動物園にある動物館では一般的である。この仕組みがあるからこそ、人は安全に野生動物のすぐ真横や真下、上からも観察することができる。
 もぐもぐタイムというものがある。野生動物は食べるときにその特徴がよく表れる。それを見せるのである。ペンギンは魚を頭から丸呑みする、ホッキョクグマは飼育係が水中に落とした魚を豪快にダイブして食べる・・・。その様子に観客は歓声を上げる。お土産も結構買う。
 さりげないところにもスタッフの想いがあふれている。ゴミひとつ落ちていない園内には、さまざまな案内板がありその多くが手作りかスタッフのアイデア満載のものである。普通の動物園にありがちな、◎◎、××産、身長○○なんて解説版ではない。
 ヒグマのスペースに、「ヒグマに会わないためには」「それでも出会っちゃったら」「もし襲われたら」なんてギクッとしそうな表示があるとつい真剣に見入ってしまう。デジカメでとってきた画像を読み直してその案内板を再現しよう。なお、この案内板の漢字にはすべてふりがなが記してあった。

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森に熊さん
ヒグマに会わないためには
@ヒグマの生息地を知るひらめき
 特に春の沢すじ
    雪解け早草の地
    秋のマス川 など
 には近づかないことです
A自分の存在を知らせるるんるん
 鈴でもいいのですが、鈴ではそれに対する
ヒグマの反応が聞きづらいという欠点があります
10秒間隔くらいで大声を出し(おいっおいっ)それに対する周囲の反応を聞きましょう
Bヒグマの痕跡を見極める目
・足跡が重複 → ここに通っている!?
・新しいフン → すぐそばにいるかも!?
・人のゴミ入りのフン → 人を避けないかも!?
・大きさの違う足跡 → 親仔連れ!?
・シカの死体・泥まんじゅう(肉をうめて土が盛り上がっているところ)には近づかない
→エサをとられると思ってヒグマが飛び出してくるかもしれません。
・仔熊が木に登っている(危険回避の行動)
→木の根元には母グマがいます!!

「それでも出会っちゃったら」exclamation
 あわてず
 ゆっくり距離をとる
 走って逃げない
 基本的にヒグマは人を避けたいと考えています。絶対に刺激せず背を向けずにゆっくりと下がりましょう。

「もし襲われたら」exclamation×2
 多くのヒグマは荷物など人以外に興味があります。
攻撃が止むまでうつぶせで腕で首をガードし、お腹と首を守る! リュックは防御になる。肘と足でふんばり、ひっくり返されてもその反動でもう一回転してください。
人自体に興味を示しているときは必死で戦いましょうパンチ
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 できればヒグマには会いたくないものであるたらーっ(汗)

 写真撮影は禁止されていないが、フラッシュは動物の目を傷めるため厳禁。しかし、オートでフラッシュがたかれてしまう現象は絶えず、スタッフが根気強く注意している。共存には、私たち人間側のモラルも問われるのである。これは、動物園に限らず、いろんなサービス業でも同じかもしれない。旭山動物園には動物が好きなひとばかりでなく、運営自体を学びにくる人たちも少なくないという。
  旭山動物園と並び、市民の協働のもと、高いポリシーをもって運営されている動物園がある。北九州市の到津の森(いとうづのもり)公園がある。この2つの動物園の園長は盟友である。機会があればぜひ訪れてみたい新幹線
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2008年10月09日

寝台特急北斗星:夜空

このたび、初めて北斗星に乗って北海道へ行きました。

以下旅の日記

 寝台特急北斗星電車は宇都宮駅の7番ホームから乗る。9号車のB個室が今夜のねぐらである。宇都宮から札幌までの料金は、乗車券15560円、特急券2890円、寝台6300円しめて24750円である。時間はかかるが寝ている間に移動できるのがいい。飛行機と違って墜落の危険もない。
 通路から4段の階段を上ると左右に腰をかがめて入るくらいのドアがある。その左が私の部屋である。B寝台は個室といっても上下2段の部屋になっていて天井は低いのである。狭いながらもベッド、テーブル、BGM、鏡などがあるが洗面、電源などはない。
天井は車両の屋根のカーブそのままの曲面で、低いため直立できない。しかし、窓がいい、ちょうど窓を頭にベッドに寝ると、夜は星空、昼はあおぞらが楽しめる。
 食堂車は宇都宮駅から乗ると予約での夕食はできないので、駅で買った弁当を食べる。今夜は往診に出動しなくていいので、安心してサントリープレミアムを飲む。
 一路北に向かう列車にゆられながら持ってきた本を読む。本を置いて、窓の外に眼をやる。窓はカーブして天井の一部も屋根となっているため、枕を窓際まで移動して寝ると真上の夜空まで見えるのだ。カシオペア座や天の川がきれいだ。北斗七星はこの位置からはみえなかった。
 仙台、一ノ関、そのあたりまで覚えている。夜空をみながらいつしか眠りに落ちる。
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