青空の朝に
青空の朝、10年近く訪問させていただいた方が亡くなりました。
開業してすぐにお受けした方で、奥様を亡くされてから持病が悪化していました。
しかし、少し元気になるとすぐにヘルパーや訪問看護を断ってしまい、
振り返ると誰もいない状態が何年か続きました。私ももう来なくていいと
言われたこともありましたが、しばらくするとまたお願いされました。
山師をされていた男性で誰の言うことも聞きません。
入院も拒否され最期は家でと言われていましたが、まだ死にたくない、
百まで生きると何度も話されていました。
次第に病状が悪化して説得の末、ようやく訪問看護、ヘルパー、
ケアマネジャーにも関わってもらえるようになりました。チームで
関わっていただけたので助かりました。
昔話を伺い、ご本人とご家族にお疲れ様でした、と声をかけて失礼しました。
なかなかのおやじさんでした。