10年来の知人であり、ひばりクリニックと考え方が近いこともあり、その活動には注目していた。

全国各地を飛び回っていた大池さんが、昨年、多摩市にクリニックを開いた。
東京都多摩市の、小田急・京成永山駅のすぐ近くに、「永山ハウス」という集合住宅がある。永山ハウスは、さまざまな世代の人が自分らしく住める住宅を自分達の考え方で作ろう

住む人たちが自ら計画するやり方をコーポラティブ型というが、こうしてできたのが、永山ハウスだった。大池さんは、その準備段階から関わり、約1年前に永山ハウスの1階に、ひとみタウンケアクリニックを開業した。
クリニックの奥には、きっちんカラーカという、安全な食材で手作りの料理をつくり、人の出会いも大切にするという素晴らしいコンセプトの食堂もあった。家庭的なランチやディナーも食べられるため、ここに住む人は一人暮らしでも食事の心配をしなくていい。

ひとみタウンケアクリニック入り口。奥は、きっちんカラーカ
ひとみタウンケアクリニックの内部は、木がふんだんに使ってあり、安らぎの空間となっている。午前中が外来で、午後は在宅医療というところも同じである。
外来にはいろんな年齢層の人が来る。ここならゆっくりお話をしてみたくなる。
在宅医療の利用者は現在40人ほどだという。この地域に溶け込みながら、頑張っておられる様子を伺うことができた。

受付に立つ大池ひとみさん。奥が診察室
こだわりのレントゲン室。壁は海のイメージ。
木のぬくもりが心地よい待合室
今回は、みんながしあわせに暮らせる街づくりという題でお話を
させていただいた(

会場に集った人たちは、ご近所の皆さんから、医療関係者までさまざまだった。
都心から仕事が終わって駆けつけてくださった人や、沖縄から東京出張中に来てくださった人もあった。その後の懇親会は、もちろん「カラーカ」で行われた。
美味しい料理と粋な仲間の集まりが盛り上がったのは言うまでもない。
大池さんと皆さんとの出会いに感謝したい。

私も医療に携わり30年が過ぎました。
様々な出会いや出来事・・・そんな中で毎日・毎日患者さんから答えや教えを頂いています。
一番大切なことは、感性を磨くことだと私は日々思っています。
そんな私の感性に、先生のお話しは心の奥底にまで到達する、そんなお話しでした。
御身体を大切に、皆さんの幸せのために、増々のご活躍をお祈り致します。いや、お願い致します。
お忙しいと思いますが、お体大切になさってください。いろんな「秋」を楽しみましょう。