

その1
人工呼吸装着児の預かりサービスの構築 −個人開業の診療所での取り組み−
難病と在宅ケアという雑誌に、うりずん開業して間もない頃にトピックスとして掲載していただきました。その号の表紙はうりずんの預かり風景がカラーで掲載されました。
その2
対談 アメリカ同時多発テロに遭遇して
−私が学んだ「ホスピス・マインド」−
地域医療振興協会が発行する地域医学という雑誌は、以前編集・インタビュアーをさせていただいた思い出のある雑誌です。各地に取材をさせていただいたことが今の糧となっているのは間違いないです。
滋賀に戻った2001年の9月、アルフォンスデーケン氏率いるホスピスツアーに参加し、アメリカのワシントン、ニューヨーク周辺のホスピスやマクドナルドハウスを見学しました。
そこに2つの出会いがありました。1つ目は9月8日、マザーテレサがつくられたエイズホスピスでシスタービンセントに出会ったことです。その出会いと「必要なことをやりなさい」という言葉は衝撃でした。
2つ目が9月11日のニューヨークテロ事件です。マンハッタン島のダウンタウンに立つホスピスの見学のため、私たちはその日の朝、バスで南へ向かっていましたが、あたりは騒然、目前のビルが燃えていました。ホスピスのある病院に降り立ってしばらくして、ツインタワーは崩落、私たちはすぐに避難することになりました。その後も死ぬかもしれない、という思いを経て日本に帰国。帰国後2週間で開業の決意をしたのです。
ひばりクリニック開業のきっかけがここにあります。この雑誌の別刷はわずかに手元に残るのみだったのですが、ホスピスマインドという初心を振り返るために、ここにPDFとして残すことにしました。ちなみに、このツアーに同行したメンバーの多くは、現在それぞれの地域、立場でホスピスケアの道を走っています
