2021年07月26日

第28回 日本死の臨床研究会関東甲信越支部 栃木大会を振り返って

沢山の方にご参加いただき、誠にありがとうございました!

「0歳から百歳を超えて、いのちに向き合う」
第28回 日本死の臨床研究会関東甲信越支部 栃木大会を振り返って

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令和3(2021)年6月6日、済生会宇都宮病院みやのわホールにおいて第28回日本死の臨床研究会関東甲信越支部 栃木大会が開催されました。


PDF資料右向き三角1︎︎ 抄録:第28回日本死の臨床研究会関東甲信越支部栃木大会


今回の栃木大会では、感染予防のためオンライン配信(約180名)を主とし会場参加の人数を当初の予定からさらに減らしました(約30名)。また、感染対策と事務局の省力化のため、Peatixでの申し込みを原則としたこと、全員マスク着用、会場での食事はできないことなど、皆さんにはご負担をおかけしました。


さて、私は、子どもからお年寄りまでの外来診療と、在宅医療を行い、これまで多くのいのちに向き合ってきました。その活動のなかで、一番大切だと思う考え方が、「ホスピスマインド」です。私はこの言葉を、宅老所やグループホームで行われている認知症の人に対するケアの中で感じました。そこには、居場所があり、役割があり、尊厳がありました。また、小児や神経難病の在宅医療では、どんなに重い障害があっても、外出し、楽しい経験を積み重ねていく大切さを、末期がんの在宅緩和ケアにおいては、その人らしさと、残されるご家族の思いも大切にすることを学びました。地域での暮らしは、医療だけで成り立つものではありません。会話をする、好きなことをする、食べる、出す、お風呂に入る、外出するなど、普段の暮らしの中でその人のいのちは輝きます。この栃木大会では、子どもから高齢者まで、年齢や疾患、場所にかかわらず、その人の暮らしに寄り添うことを皆さんと学びあえたと感じています。


東京から、細心の注意を払って、自家用車で直行直帰してくださった副島賢和さん、生でお会いできた幸せは忘れません。小児がんの子どものデスカンファレンスをどうしてもライブでやりたいという願いを叶えてくださった司会の矢吹拓さん、武井大さん、皆で語り合うことで、記憶は長い時を経てもよみがえりました。小林敏志さん、石綱秀行さん、濱野将行さんのシンポジウムでは、あたたかく先鋭的な活動に感心しました。登壇者の皆さん、本当にありがとうございました。また、コロナ禍の最中に、会場をお借りすることができたのは、大会顧問でもある粕田晴之さんはじめ済生会宇都宮病院の皆さんのおかげです。


不慣れなオンライン配信やpeatixについては、つばめソリューションの石川慎太郎さん、レクスタの加藤裕貴さんらにお世話になり、オンラインでの申し込みが難しい方のためにアナログで事務局の対応をしてくださったあいさん家の皆さんにもお世話になりました。実行委員の皆さんには、チラシ配布や抄録、講師、会場関係など、ご尽力いただきました。特に実行委員長の岸田さな江さんには、全体のスケジュールや会計、感染対策、日本死の臨床研究会事務局との対応など、多くのことを的確に進めていただきました。


こちらにお名前をお載せできなかった皆さんを含め、本当にお世話になりありがとうございました。最後になりましたが、共催してくださった公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団の皆さん、ご尽力いただいた日本死の臨床研究会関東甲信越支部事務局の皆さんに心より感謝申し上げます。


第28回 日本死の臨床研究会関東甲信越支部 栃木大会

大会長 橋 昭彦
(ひばりクリニック/認定特定非営利活動法人うりずん)


PDF資料右向き三角1︎︎ 抄録:第28回日本死の臨床研究会関東甲信越支部栃木大会


posted by 管理人 at 08:43 | Comment(0) | 日記
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